緑が丘町子ども会について
昭和43(1978)年、緑が丘町子ども会は緑が丘地区の子どもたち相互の親睦促進や心身の健全育成を目標として活動を開始した。
1年目の主な活動は6月の運動会、7月のソフトボール大会、8月のラジオ体操、毎月の廃品回収など。
総会を兼ねた親子ハイキングの開催。大運動会、盆踊り大会、ソフトボール大会への協力、参加などを通じ、親睦を深め子どもの健全育成を目指した。
また、12月23日には子ども会主催の第1回クリスマスの集いが緑が丘小学校体育館で開催された。厳しい寒さにもかかわらず、幼児、小学生、中学生を合わせて600名を超える子どもたちが参加し、歌に、踊りに、ゲームに、と楽しいひと時を過ごした。
昭和49年5月26日には緑が丘町子ども会第2回総会を兼ねて親子ハイキングが行なわれた。大人子ども合わせて約400名が参加し、近隣公園から長い列をなして出発し雄岡山を経て、かつての三木城主別所氏ともゆかりのある近江寺へ向かった。その後昼食の楽しいひと時を過ごし、当地を後にすると、押部谷小学校前を経て全員無事に帰宅した。
親子ハイキングは翌昭和50年度は3地区に分かれてそれぞれ開催された。
東地区は5月25日に開催。125名が緑が丘小学校に集合し、広野駅から小野駅まで神戸電鉄を利用し、小野駅から鴨池まで4キロメートルを歩いた。帰りは粟生駅まで歩き、神戸電鉄に乗って帰着した。
中地区は同じ5月25日に神戸市西区の最明寺を目的地に開催された。140名が参加し、最明寺では住職の土鈴のコレクションを見せてもらい、裏山で昼食を摂り、バレーボールで遊んだ後、帰路に就いた。
西地区は6月8日に開催。170名が参加し、最明寺への往復7キロメートルのコースへと出発した。最明寺を見学し郷土史跡の勉強でひと時を過ごした後、裏山で昼食を摂ったあと、のど自慢大会、相撲大会、宝探し、クイズ大会といろいろな催しを楽しんだ後、帰宅した。
昭和49年9月8日午後6時30分から緑が丘小学校体育館において、子ども会主催による第1回たそがれコンサートが開催された。クリスマスの集いや運動会でもおなじみとなった三木市吹奏楽団や、緑が丘町のママさんコーラスグループ「グリーンハーモニー」、あるいは三木市コーラスグループ「さつきコーラス」など豪華な出演者に会場には溢れんばかりの聴衆を集め、盛会に終了した。たそがれコンサートは、その後も子ども会の年間行事として毎年開催された。
また文化部で子どもコーラス部を結成し、9月から公民館で練習を開始することとなった。指導はグリーンハーモニーに依頼することとなり、グリーンハーモニーも子ども会の会員として文化部に籍を置くこととなった。
昭和49年1月には、大人の組織を「みどりが丘子ども会育成会」と改め、「みどりが丘子ども会」を子ども主体の活動組織とし、子ども中心の子ども会づくりへ第1歩を踏み出した。
子ども会の活動費は、昭和48年から廃品回収を行い、集めた物品の売却益を主な収入源としていた。しかし売却単価は年々下がり、ついに昭和51年度当初は予算不足に陥った。そのため昭和51年度より会費徴収することとなった。
昭和55年12月28日には子ども会の廃品回収が行なわれた。昭和55年度から、それぞれが気楽に各行事に参加できるよう、会費制をやめ、自廃品回収で得られた利益を主体に活動することとした。そして2カ月に1回、月の最後の日曜日を回収日にあてることにした。
昭和60年12月23日午後1時から緑が丘町公民館で約600名の子どもたちが参加してクリスマス会が行われた。三木市吹奏楽団C・L・C、公民館職員らの協力もあり、ゲームや音楽鑑賞を通じたふれあいの場を楽しんだ。
昭和61年には夏の「たそがれコンサート」が13回目を迎えた。出演者についても、本来の地域住民による、具体的には、三木市吹奏楽団、三木北高校吹奏楽部、緑が丘中学校音楽部、緑が丘小学校ブラスバンドなど、自分たちだけで開催することができるようになってきた。
平成16年3月には子ども会30周年と題して、ユニバーサルスタジオジャパンへのバス旅行を開催した。家族も参加出来400名あまりの参加があった。
平成17年には活動内容の見直しが行なわれ、資源回収への中学生・高校生ボランティア募集、資源回収での「子ども会ニュース」の配布も行われた。子ども会ニュースは平成25年末まで続けられた。また、たそがれコンサートから名前を変えながら続いていた「子ども会夏祭り」を三木市政50周年記念として自治会の「ふるさと祭り」の中で開催し、以後ふるさと祭りと1体での開催となった。
平成24年には、戸別の資源回収を開始した。戸別の回収は、子ども会と契約した業者が、緑が丘町内の各家の前から月に2回資源を回収する方式で実施され、多くの資源が回収された。回収量が増えたことにより、おおきなき、子育てネット、ふるさと祭りなどの地域の行事に対して資金援助が行なわれたが、戸別回収は古紙価格の低下により、令和元年度で終了した。
令和2年11月には、緑が丘町子ども会の活動が「全国子ども会会長表彰」を受けた。
(緑が丘の歴史より)
緑が丘町子ども会育成会 会則
緑が丘町子ども会育成会会則 (R5.5.28版)
(名称及び構成)
第1条 本会は緑が丘町子ども会育成会と称し、育成者(子どもを持つ親だけではなく、地域に住むすべての大人)及び、小学生以下の幼児及び児童を対象とした緑が丘町東・中・西・本町の各地区単位子ども会、並びにその事業を支援協力するサポーターズクラブを持って構成する。
(事務所)
第2条 本会の事務所を緑が丘町公民館内に置く。
(目的)
第3条 本会の目的は、各地区単位子ども会の活動を側面から援助するとともに、地域の育成者間の連携を図ることで子どもの健全な育成に寄与する。
(事業)
第4条 本会は目的達成の為に次の事業を行う
① 子ども会の指導及び育成
② ジュニアリーダーを含む指導者の養成
③ 子ども会会員の健全育成に関する事業
④ 関係団体との連絡調整
⑤ その他必要な事業
(組織及び権限)
第5条 本会に次の役員を置く。
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会長(副会長兼任) 1名
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連絡協議会会長 (R2.4役職廃止)
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副会長 2名
④ 会計(副会長兼任) 1名
(会長、副会長、会計は、各地区の代表から互選する。)
⑤ 事務局長 1名
⑥ 事務局次長 1名
⑦ 事務局員(監査兼任) 若干名
(前年度会長、副会長、会計及び、左に推薦された者)
(以上を本部役員と呼ぶ)
⑧ 地区役員 各地区若干名
2.会長は会務を統括し会を代表する。
3.3項 (R2.4連絡協議会会長削除)
4.副会長は会長を補佐し、会長に事由ある時は職務を代行する。又各地区内の連絡調整を行う。
5.会計は会計業務を担当する。
6.事務局長及び事務局次長は、会長の命を受けて本会の運営を企画立案し、事務を統括する。
7.事務局員は事務局長の指示により、会の運営に必要な事項を補助する。
8.監査は本会の会計を監査する。
9.地区役員は各地区の代表(会長・副会長・会計)、事務局と協力して会の事業を実施する。
(役員の任期)
第6条 役員の任期は委員総会から次年度委員総会までとし、再任を妨げない。
但し、欠員補充の場合は前任者の残任期とする。
(役員の選出)
第7条 本部役員は各地区の選出方法で選出された各地区の代表及び、前年度の各地区の代表並びに、それらが推薦した者によって構成され、委員総会で承認される。
2.地区役員は、各地区の選出方法で選出され、委員総会において承認される。
(会議)
第8条 本会の会議と権限を以下とする。
1、委員総会は年1回開催し、本部役員、会計監査及び地区役員で構成し本会の基本的な事項を審議決定する。
2、理事会は本部役員と地区役員の代表(各丁目1名程度)で構成し、必要な事項について審議決定する。
3、本部役員会は本部役員で構成し、委員総会ならびに理事会の決定事項について具体策を協議する。
(会計)
第9条 本会の運営経費は事業収入(資源回収)・補助金・その他の収入をもって当てる。
会計決算報告は年1回委員総会で行う
(会計年度)
第10条 本会の会計年度は、委員総会で承認されて始まり、委員総会で承認されて終わる。
(会計監査)
第11条 会計監査は年1回行い、監査報告は委員総会にて行う。
(細則)
第12条 本会の運営にあたり細則を定めることができる
(その他)
第13条 本会会則に定めるものの他は、理事会で決定する。
(附則)
第15条
1、本会則は、昭和63年4月1日より執行する。
2、本会則は、平成2年4月1日より改正実施する。
3、本会則は、平成3年4月1日より改正実施する。
4、本会則は、平成7年4月1日より改正実施する。
5、本会則は、平成9年4月1日より改正実施する。
6、本会則は、平成10年4月1日より改正実施する。
7、本会則は、平成13年4月1日より改正実施する。
8、本会則は、平成16年4月1日より改正実施する。
9、本会則は、平成24年4月8日より改正実施する。
10、本会則は、令和2年4月1日より改正実施する。
11、本会則は、令和5年5月28日より改正実施する。
緑が丘町子ども会育成会細則
1、会計処理細則
緑が丘町子ども会育成会の会計処理について以下の通り定める。
(会計の区分)
① 会計は、事業収入又その他の収入と年間活動経費を計上する一般会計と、主に節目の記念事業や緑が丘町子ども会育成会の財産になる高額な器材等の経費として積み立てる特別会計に分ける。
(市子連行事の交通費)
② 2項 削除
(通信費)
③ 役員の通信費として年度当初に年額を支給する。会長、副会長、会計、事務局長、事務局次長については 5,000円、事務局員、地区役員については 2,000円とする。なお、役職を兼務する場合は高額の一方の通信費のみとする。
(資源回収収入の特別会計への積み立て)
④ 資源回収の収入は、単価及び数量の変動が予想される為、年度末の繰越金を勘案し会長、会計、会計監査の承認を得て特別会計として積み立てることができる。
(高額備品の購入)
⑤ 備品、器材等の購入にあたって、5万円以上の支出を要する場合は理事会の承認を得なければならない。
(地区活動費)
⑥ 地区活動費は、緑が丘町東・中・西・本町の各地区について予算計上する。会則に従った事業に対して理事会の承認により支出する。
(銀行口座の管理)
⑦一般会計の入出金の為、一般会計用口座を開設する。
⑧一般会計用口座は、金融機関の窓口営業時間外に入出金ができるよう、キャッシュカード等の発行を受けることが出来る。
⑨一般会計用口座の名義は、会計担当者が変わる都度変更する。キャッシュカード等の発行を受けている場合は、名義を変更する際に暗証番号も変更する。
2、慶弔金規定
緑が丘町子ども会の会員、会員の父母及び育成会役員の弔事にあたり本規定に基づき慶弔金又は見舞金をおくる。
① 会員、会員の父母及び育成会役員が死亡した場合は次の慶弔金を送る。
香料10,000円
② 2項(見舞金)削除
③ その他この規定にない事態が生じた場合はその都度理事会にて協議する。
又、急を要する場合は、事後に理事会の承認を得るものとする。
3、キッズサポートクラブ細則
R5.5分離独立の為削除
4、備品の貸し出し
備品の貸し出しについて、以下のように定める。
① 社会教育関連団体の公益性のある活動や、教育・福祉施設等が使用する場合に備品の貸し出しを行う。
② 貸し出しに際しては貸出先の責任者(以下、借用者)の連絡先、貸出期間、用途を記載した借用書を提出いただき、理事会の承認後貸し出しを行う。
③ 備品の搬出は、借用者が倉庫で受取する。
④ 備品の返却は、借用者が、元の状態に戻した器材を倉庫まで運搬することとする。
⑤ 使用料は、1回の貸し出しにつき1,000円とする。(点数を問わず一律)
5.サポーターズクラブ細則
サポーターズクラブの運営について以下のように定める。
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サポーターズクラブは、緑が丘町子ども会育成会に属し、子ども会及びその関連事業の支援協力を行うことを目的としたボランティアグループとする。
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サポーターズクラブの入会資格は、緑が丘町内及び近隣の中学生、高校生及び大人とし、サポーターズクラブに活動登録を行った者をクラブ員とする。
③ クラブ員に対しては、子ども会育成会の負担で、子ども会安全会に加入する。
④サポーターズクラブには、代表者1名を置くことが出来る。
(R5.5事務局注記)
令和5年5月の改定箇所を下線で示しています。